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確定申告って難しそう…?!一人親方・職人のための超わかりやすい確定申告ガイド!

最終更新日: 2024年7月28日
監修者: ハウミル編集部 (監修履歴)
確定申告って難しそう…?!一人親方・職人のための超わかりやすい確定申告ガイド!

この記事からわかる事

確定申告の基礎知識
一人親方が経費として認められる費用・節税対策
確定申告の手順
確定申告をスムーズに行うための、便利なツールやサービス
税理士に相談すべきケース
一人親方・職人の確定申告についての専門家への質問はコチラ>>
「確定申告って、なんか難しそうで、正直よくわかんない…」 「税金のこと、ちゃんと理解できてるのかな?」 そんな不安を感じている、一人親方・職人さん、多いのではないでしょうか? この記事では、確定申告の基礎知識から、一人親方ならではの経費の落とし穴、そして確定申告をスムーズに行うための方法まで、わかりやすく解説していきます。
   

確定申告ってどんなもの?

「確定申告って、そもそも何をするものなの?」確定申告とは、1年間の収入と経費を計算して、税金を計算し、税務署に申告する手続きのことです。「え、会社員みたいに給料から引かれてるんじゃないの?」会社員の場合は、会社が従業員の代わりに税金を計算して、給与から天引きしていますよね。これを「源泉徴収」といいます。一方、一人親方は、自分で事業を行っているため、会社のように給与から税金を引いてもらうことができません。そのため、自分で収入と経費を計算して、税金を計算し、申告する必要があるのです。

確定申告が必要な人、そうでない人

「私って、確定申告をしなきゃいけないの?」一人親方で確定申告が必要かどうかは、いくつかの条件によって異なります。

確定申告が必要な一人親方

年間の所得が48万円を超えている場合: 所得とは、収入から経費や保険料などを引いた金額のことです。

請負先から「外注費」として報酬を受け取っている場合: 請負先があなたを従業員とみなして、給与として報酬を支払っている場合は、確定申告は不要です。

2カ所以上から給与をもらっている場合: 会社員として働いている場合でも、2社以上から給与を受け取っている場合は、確定申告が必要となります。

確定申告が不要な一人親方

年間の所得が48万円以下の場合: 所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告は必要です。

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確定申告の種類:青色申告と白色申告

「確定申告って、2種類あるの?」確定申告には、大きく分けて「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。

青色申告:特典がいっぱい!

メリット

最大65万円の控除: 年間の所得から最大65万円を差し引くことができます。例えば、所得が100万円の場合、65万円の控除を受けられるので、課税所得は35万円になります。

家族従業員への給与支払いを経費にできる: 家族に手伝ってもらっている場合は、給与を支払った金額を必要経費にできます。ただし、白色申告の場合は、配偶者に対しては年間86万円、その他の親族に対しては年間50万円が上限となります。

デメリット

手続きが少し複雑: 複式簿記での記帳など、一定の条件を満たす必要があります。最近は会計ソフトの進化によって、複式簿記も簡単にできるようになりました。

対象

開業届を提出している人
青色申告承認申請書を提出している人

白色申告:手続きが簡単!

メリット

手続きが簡単: 簡易簿記で記帳できます。

デメリット

青色申告に比べて、税金が高くなる: 青色申告に比べて、税金の控除が少なくなるため、税金が高くなる可能性があります。

対象

開業届を提出している人

確定申告で経費になるもの、ならないもの

「どんな費用が経費になるの? 」一人親方が経費として認められる費用は、仕事で使うもの、仕事に関連するものなど、様々なものがあります。

経費にできるもの:しっかりと把握しよう!

費用詳細
材料費仕事で使用する材料を購入した際の費用
接待交際費取引先との食事や接待など、仕事に繋がる目的の費用
消耗品費仕事で使う事務用品などの購入費
荷造運賃仕事のために荷物を運んだ際の費用
減価償却費自動車や工具など、数年間使用できるものを購入した場合、その費用を数年に分けて計上する費用
福利厚生費従業員の慰労のために支出した費用
租税公課印紙代、固定資産税など
損害保険料仕事で使用している自動車などの保険料
法定福利費従業員の社会保険料のうち、事業主負担分
外注費外部の職人などに仕事を依頼した際の費用
支払利息事業用の借入金にかかる利息
地代家賃事務所の家賃
旅費交通費仕事場へ行くためのガソリン代、高速道路代、駐車場代など
広告宣伝費求人広告など、仕事に関する広告宣伝費
通信費仕事で使用している携帯電話代など
専従者給与家族従業員に支払っている給料
雑費上記に該当しない支出

経費にできるもの、できないものをしっかり見分けよう!

プライベート費用はダメ: 仕事に関係のない費用は、経費として認められません。例えば、趣味で買ったカメラや、家族旅行の費用は、経費として認められません。

按分計算が必要なもの: 仕事とプライベートで兼用しているもの(自動車、携帯電話など)は、事業割合とプライベート割合を計算して、事業に関連する部分のみを経費として計上します。

家族への給与: 家族に給与を支払った場合、白色申告では経費として認められない場合があるため注意が必要です。

確定申告:スムーズに行うための手順

「確定申告、一体どうやってやるの?」確定申告は、一見難しそうに見えますが、手順を踏めば、誰でもできます。

確定申告に必要な書類を揃えよう!

確定申告書: 税務署から入手するか、国税庁のWebサイトからダウンロードできます。

青色申告決算書: 青色申告を行う場合に必要です。

収支内訳書: 白色申告を行う場合に必要です。

各種控除などの添付書類: 社会保険料控除や生命保険料控除など、各種控除を受ける場合は、必要な証明書を揃えましょう。

会計帳簿: 収入と経費を記録した帳簿です。

工事台帳や領収書: 収入や経費を証明する書類です。

マイナンバー: 確定申告書に必要です。

確定申告書の作成:会計ソフトで楽々作成!

会計ソフト: 会計ソフトを利用すると、確定申告書の作成が簡単になります。クラウド会計ソフトは、インターネットに接続して利用できるため、場所を選ばずに利用できます。銀行取引データの自動取り込み機能など、便利な機能が充実しています。

国税庁の確定申告書等作成コーナー: 国税庁のWebサイトで、無料で確定申告書を作成できます。取引量が少ない場合や、初めて確定申告をする場合におすすめです。

確定申告書を提出しよう!

3種の提出方法

税務署への持参: 税務署に直接提出します。
郵送: 税務署へ郵送します。
e-Tax: インターネットで提出します。

税金を納めよう!

所得税は、確定申告の翌年の3月15日までに納めます。住民税は、通常1年分の住民税を4分割して、6月、8月、10月、1月の末日までに納めます。

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確定申告は税理士に任せるのもアリ!

「確定申告って、やっぱり難しそう…。」確定申告は、法律の知識が必要で、複雑な手続きを踏む必要があります。税理士に依頼することで、確定申告の手間を省き、業務に集中できます。税理士は、税務に関する専門知識を持っているため、節税対策のアドバイスを受けることができます。

よくある質問

Q

確定申告は、自分でやらないとダメですか?

A

確定申告は、自分で行うことも、税理士に依頼することもできます。
– 自分で行う場合は、国税庁のホームページなどを参考に、申告書類を作成する必要があります。
– 税理士に依頼する場合は、費用が発生しますが、専門知識に基づいた適切な申告をしてもらえます。

Q

確定申告を間違えるとどうなるの?

A

申告漏れや誤申告があると、税金の追徴課税やペナルティが課せられる場合があります。

Q

確定申告で、何かお得な制度はありますか?

A

青色申告や、各種控除制度など、確定申告で税金を安くできる制度があります。

最後に

一人親方の確定申告は、決して難しいものではありません。この記事で紹介した内容を参考に、

確定申告の基礎知識を理解する
経費として認められる費用を把握する
確定申告の手順をしっかり確認する
必要に応じて、税理士に相談する

ことで、安心して確定申告を終え、事業に集中できます。








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